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■ 褌の風景
褌の興味から 世の中を見ると、 えー!この方もそうだったんだ、と、
驚くこともある。
その一つが 山頭火 俳人ですがね。時代的には
まったくの 褌世代なんですが、
句に出てきます。なぜか 反応する自分がいる。
○ごろりと草に、ふんどしかわいた
○干せば乾けばふんどししめてまたいく
切ない歌が多い
〇あなたを待ってゐる火のように燃える
〇風の中おのれを責めつつ歩く
自由人でありながら 壮絶な 孤独の中に身を置いて、
作句に励んだ 男、凄い。でも僕は 褌に感じている。